30Mar
猫は大半の場合、飼主に癒しを与えてくれます。猫を飼いたいと思う人も多いでしょう。しかし、実際に飼ってみると問題が発生する事もあります。猫を飼うために知っておきたいポイントを紹介します。
1.猫アレルギー
猫アレルギーは花粉症と同じようなアレルギー症状を引き起こす場合があります。猫アレルギーでも猫を飼うことはできますが、掃除やシャンプーを徹底しなければならず、生活パターンを変える必要が出てきます。
猫アレルギーの典型的な症状は花粉症にそっくりです。
- くしゃみ
- 喉が痛む
- 鼻水
- 涙が止まらない
まず、病院にいってアレルギー検査をお願いしてみましょう。
※そこでOKだとしても、飼い始めてから発症するケースもあります。
2.猫の毛
猫の毛は特別に軽く、フワフワと空中を漂います。頑張っても猫の毛が衣服などに付く事は覚悟しなければいけません。
猫の毛を衣服に付けたく無い場合、猫の毛が入らないように密閉した衣装スペース、室内干しスペースを作る必要があります。部屋に余裕があるなら猫立ち入り厳禁の洋服部屋を作事をオススメします。
短毛種は抜け毛が少ないように思うかも知れませんが、実は意外に抜けます。短毛種でも、長毛種でも、品種や猫の個体により様々ですが、「初めて飼った人はまず驚く」レベルの毛が抜けます。生きていますから当たり前ですね。
なのでマストアイテムに間違いなくなるのは「掃除機」「コロコロ」「猫ブラシ(ブラッシング用)」です。
3.壁紙など内装の傷
これも99%防御不能です。爪を研ぐのは猫の習性であり生理現象です。人間で言うと「かゆい所を掻くな」というようなもので、無意識下でやってしまう事を責められませんよね。
猫は爪を研ぐ事で、心を落ち着かせ、むずむずを押さえ、肉球の間にある汗腺(かんせん)から特有のフェロモンを出します。縄張りのサインでもあり、爪研ぎを抑えるのは難しいのです。
4.強いオシッコの匂い
特にオス猫の場合、オシッコの匂いは強烈です。一度、ペットショップなどで確認すると判ります。ツーンとする強烈な刺激臭で、ついたら洗濯しても落ちないことがあります。
オスの場合、スプレーと呼ばれるオシッコによる匂い付けもします。この場合、カーテンや家具、カーペットなど、洗濯が難しい所にも容赦なくします。
これも個体差が有り、去勢していてもスプレーする猫も入れば、全くしない猫もいます。何れにしよ、匂いを完全シャットアウトするのは難しいでしょう。
5.猫の身の回りの世話
コストも手間も程々に掛かります。トイレ掃除とブラッシングは毎日。爪切りは毎週、シャンプーも定期的に行い、健康チェックも欠かせません。爪の手入れとシャンプーはとても大変な場合があります。
爪の手入れとシャンプーは抵抗されたら無理強いすべきでは有りません。しかし健康や生活を考えたら「必ずやるべき」事でも有ります。トリミングを専門家に任せると経済的負担が大きくなります。
とー 猫を飼う前に躊躇してしまうような内容ですが、このような苦労をしても「猫を飼っているのはとても幸福」と思っているのが猫の飼主さんたちです。楽じゃないけど幸福。それが猫との生活です。
飼い始める前に是非、確認しておきましょう。